パッチ5.08ジョブ調整結果観測(DPSロール)

パッチ5.08のジョブ調整から1週間経ち、調整結果が気になったので、logsの統計情報を調べてみました。合わせて勝手な分析をしてみたいと思います。

2019.11.07追記 パッチ5.1の調整結果も集計しました

【9/5時点】エデン零式覚醒編 1週間統計の50th rDPS

順位ジョブロール火力(rDPS)1位に対する比率
1位モンク近接12,825100.00%
2位竜騎士近接12,59498.20%
3位黒魔道士キャスター12,43896.98%
4位近接12,39196.62%
5位忍者近接12,22495.32%
6位機工士レンジ11,72991.45%
7位召喚士キャスター11,71091.31%
8位吟遊詩人レンジ11,54290.00%
9位赤魔道士キャスター11,33488.38%
10位踊り子レンジ11,33388.37%

パッチから1週間なので期間は1週間、対象コンテンツはエデン零式覚醒編全層、値は50thパーセンタイル、rDPSです。それぞれの意味は下記を参照下さい。

rDPS

素のDPS  自身が与えたシナジーによる PTメンバーのダメージ上昇  PTメンバーから与えられたシナジーによる自分自身のダメージ上昇

ざっくり言ってしまうと「シナジーを考慮したDPS」ということです。

シナジーによるダメージ上昇分は「与えた側に」計上され、4.xまでの表示(pDPS)に比べると、シナジー職は高く、ピュア職は低く表示されます。シナジー職では計測時一緒にプレイした被シナジー側のプレイヤーの腕前に左右されやすい面もあります。

50thパーセンタイル

サンプル中の中央値です。クリア必要水準を示す数値ではない点にご注意ください

他のパーセンタイルだと順位が入れ替わったりするのですが、今回は平均的な層を見たいので中央値を採用しています。パーセンタイル間の比較はジョブの難易度考察とかでしてみたいと考えています。

https://amzn.to/34oHUhA

勝手な考察【ロール別】

近接DPS

これまで忍者だけ明らかに頭一つ凹んでいた差が明確に縮まりました。侍も竜騎士との差が以前より小さくなりました。

ただし、近接DPS内の並び順を見ていただければわかる通り、侍の順位は依然として微妙で(長き不遇時代の利子がついてぶっ飛んでいるモンクはともかく)竜騎士にも追いついていないのが5.08後の現状です。

とはいえ侍は今後照破の調整も確定しているので、その際に火力も上がるのでしょう。

遠隔物理DPS

今回何も調整が入ってないので変化ありませんが、シナジー考慮後のrDPSであれば巷で言われるほど踊り子のDPSは低くないことが分かります。

また、ジョブ間のDPS差が最も少ないのがこのロールで、シナジーを持たず一応ピュアDPSの位置付けの機工士もロール内で突出した火力はなく、むしろ最高記録(100th)ではなんと全DPSジョブ中最下位になります。

そしてこれまでの調整の結果、ロール全体として近接DPSとの火力差は開いてきています。

遠隔魔法DPS

今回召喚に微調整だけ入ったキャスターですが、相変わらず黒の火力がぶっ飛んでいます。遠隔職で唯一近接DPSに割って入る火力を叩き出しており、蘇生ガー足かせの召喚・赤との差がえげつないことになっています。

また、黒魔導士は機工士とは逆に最高記録(100th)ではモンクも抜いて全DPSジョブ中1位になります。 まあ、このあたりの性格はジョブデザインの意図通りかなーという気もします。

個人的には今一番バランス崩壊しているロールとの認識で、最近はILが上がって問題なくなりつつありますが、零式実装初期ではキャスターに赤・召が入って来ると失礼ながら「キツイ」となった人は多いのではないでしょうか。

さらにまだ忍者が強化されていない時期は【忍赤召踊】になったりすると大変失礼ながら「終わった…」となる人も多かったのではないでしょうか。このあたり次で綴ってみたいと思います。

https://amzn.to/2LsiuqQ

勝手な考察 【ロール間バランス】

5.0開始直後は近接DPS内でも竜騎士一強のバランスになっていましたが、その後繰り返されたアッパー調整でモンクがぶっとんだ性能に超強化されるなど、近接内の火力差は縮まる方向にあります。

今後さらに忍者と侍は調整予定なのでまた縮まり、特に侍の火力は大幅に上がるのではないかと予想しています。

個人的に気になるのはその調整の結果ロール間のバランスが取れなくなってきている点です。

冒頭の表の一番右の列は「モンクを100とした場合の火力対比」の値を記載していますが、そちらをご覧いただくと分かる通り、現状近接DPSと黒以外の遠隔の火力差はかなり開いてきています。

そして、今後また忍者と侍にアッパー調整がかかると黒以外のキャス・レンジは「ロールボーナスがなければいらない」状態になりかねない気がします。

現在はILが上がって消化にも余裕が出てくる時期に入りつつあるので特段問題ないかもしれませんが、「ロールボーナスがあるから仕方なく入れる」バランスはあまり健全ではありませんよね。

なによりRFは「近接1+キャス1+レンジ1+フリー枠1」のロール基準でマッチングするので、フリー枠でマッチしたロール次第(現状はレンジがマッチするケースが大半)で火力差が大きくなってしまうというおみくじ要素は、またギリギリの状況でクリアを目指す事になる次の零式の初期では結構問題になると思います。

まあキャスターについては「蘇生ガー」という永遠の課題もあるのですが、それにしても現状近接との差が広がりすぎていると思うので、黒以外のキャスターおよびレンジの火力は少し (近接と並べるではなくこれまでの調整で開いてしまった差を小さくする程度) 上げるべきかと思います。

と色々書いてみたんですが、Logsより遥かに正確な生の数字を持ってる開発陣の方々ですから黙っていても次のパッチでそういう調整が入ると思います。

また、今後調整が入ったら今回の数値と比較してみようと思っています。

タイトルとURLをコピーしました