FF14に限らず、PCゲーム用にUSB接続のフットペダル(フットスイッチ)を購入しようと検索すると大体の方が行き着くのはルートアールという会社のフットペダルだと思います。
しかし、自分はあえてオリンパスのフットペダル(OLYMPUS フットスイッチ RS27H)こそ至高のPC用フットペダルである!と声を大にしてレビューしたいと思います。
実はルートアールのフットペダルを最初に買いました
でもルートアール社の製品は絶対に他人にはお勧めできません。
何故なら耐久性がまったくない。
購入後3ヶ月過ぎたあたりから反応が怪しくなり4ヶ月もつことなく壊れました。反応しないペダルありの、1回押したら永遠に入力しっぱなしになるペダルありのとんでもない惨状です。
しかも自分は椅子に体重を預けたぐうたら姿勢でプレイしているので、決してペダルに体重をかけるような踏み方はしておらず、つま先でちょっと押すだけのプレイスタイルでこの体たらくは RazerのOrbweaverが2年に1台ペースで壊れているのを容認しているブログ主ですら許容できませんでした。
そして、この頃リアル事情でゲームどころではなくなってしまったため、ここでルートアールのフットペダルは文字通りゴミ箱行きに。
ゲーム再開とともにフットペダルを再び物色
実は当初のフットペダルの使用目的はFF14ではなくFPSのためで、ダッシュ・ジャンプ・しゃがむ等、移動/姿勢変更系の動作を割り当ててプレイすると楽しいし、対人FPSでは多少は有利にゲームが運べます。BFやPUBGなどのFPSで使っている方は割といらっしゃるのではないでしょうか。
というわけで「やっぱりフットペダルが欲しい…でもルートアールはもう嫌…」という訳で探し回って見つけたのがこちらの「OLYMPUS フットスイッチ RS27H」
見つけたものの、気になったのは明らかに文字起こしソフトなどを想定して作られていてゲーム用途に使っているレビューは1つもないことです(ボイスレコーダーアクセサリって書いてありますし…)。
しかし、メーカーページを読むと任意のキー割り当てを保存できるとあるのでゲームにも使えるはず…多分…と判断、「下手したらゲームで効かない恐れもあるけどオリンパスがすぐぶっ壊れるようなジャンク品を売ってるわけないので耐久性は期待できそう。そんな高くないし試してみるか…」と人柱覚悟でAmazonでポチりました。
そして…
使えました\(^o^)/
設定ソフトの画面等は次で記載しますが、WindowsからはUSBキーボードとして認識されているのでどんなソフトウエアでも使えると思います。
製品画像と操作感
(下に敷いてあるシートの1マスが1cm、大きな区切りが5cmです)
全体の幅は約19cmで、大きなペダルの横幅は約11cmあります。よほどとんでもないビッグサイズの足をお持ちでない限り、ペダル幅が足りなくて踏めないという事は無いでしょう。
また、他社製品と異なりペダル間が離れていないため必然的に片足で扱うことになりますが、かかとを地につけたままで3つのペダルを踏み分けられるので操作性は非常に良好です。
設定ツール画面と注意点
設定は専用ソフトを使用して、製品のオンボードメモリにキー割り当てを書き込みます。そのため、専用ソフトウエアを常時起動しておく必要がないのはポイントが高いです。代わりに、RazerのSYNAPSEのように起動したソフトに応じて動的に自動でキー割り当てを変更するようなことはできない点は留意しておく必要があります。
画面は1つだけ、かつシンプルで分かりやすいです。大きな注意点としては赤枠で囲った部分で、この動作モード欄を「キーボードモード」にしておかないとゲームなどの汎用アプリケーションでは使用できないので注意してください。
FF14での設定・使用法と感想
私の基本設定としては、左右の細長いペダルに「スプリント」と「ノックバック防止スキル(アームズレングスなど)」割り当てをベースにして、中央の大きなペダルにはそのジョブの特徴的なスキルや移動中に押せると便利なスキルを割り当てています。
移動系スキルを割り当てることによって、足での操作に直感的に紐づくのと、左手で操作する移動中に無理なく押せるという事で、エンドコンテンツなどでは大活躍です。
…大活躍どころか、これも左手デバイスのように生産中止だけはマジ勘弁してください…というレベルで快適になります。
また、割り当ての例外は「踊り子」で、このジョブだけは左右の細長いペダルに「スタンダードステップ」と「テクニカルステップ」を割り当て、真ん中に「スプリント」を割り当てています。
(自分はエンドコンテンツでは踊り子を使わないので落下防止スキルは割り切って左手デバイスに割り当てています)
この踊り子割り当ては本当にステップを踏んでいる気分になれて楽しいのでおすすめです!
耐久性
購入して1年経過しましたが微塵もガタは来ておらず、誤動作したことも全くないので文句の付けようがありません。
さすが安心と信頼の日本の光学機器メーカー!内視鏡シェア世界No1は伊達じゃない!(←落ちつけ)
ブログ主は体重掛けた踏み方をしなかったり、激しく連打(踏)しない、という使用スタイル上の要因もあると思いますが、それと同じ踏み方であっという間に壊れた某社さんの製品もあるので評価できるかなと
まとめ
上に書いた通り、足に関連した動作に紐づけると直感的に操作できて楽しいですし、手とは別の系統になるので、手で何か操作しながら同時押しできるのが最大のメリットです。
また3つだけでも使用できるスキルが増えるのも大きいですし、キー(ボタン)が足りなくて悩んでいる方はaltやshiftなどのキーを割り当て、キーボードとの同時押しで扱えるホットバー数を増やすために使用してもよいと思います。
価格はルートアールの3ペダル製品の倍くらいしますが、ペダルなどの組付け精度が段違いな上に音も格段に静か、さらには圧倒的な耐久性の差があるので、オリンパスのフットペダル一択だと思います。
また、繰り返しになりますが、基本的にはゲームに限らずどんなソフトでも使用できると思います。自分は先日大量の写真の現像処理をした際にRaw現像ソフトの操作を割り当てて使用してかなり楽できました。
唯一のデメリットは、左手デバイス程の末期的なレベルではないもののこのフットペダルにもなかなかの依存性があり、一度使ってしまうと沼から脱出しにくくなるという点ぐらいでしょうか。
オリンパスさん今後も生産継続本当によろしくお願いします。
最後にもう1回、PC用にフットペダルを買うなら断然オリンパスがおすすめです!